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事業所の採用担当に聞いてみました!

_03デイサービス・生活相談員編、ケアマネジャー編、正社員のホームヘルパー編



デイサービス・ケアスタッフ

デイサービスは、朝9時頃、車で利用者を迎えに行き、機能訓練になるレクリエーション、昼食、お風呂を提供して、午後3時半過ぎに、また車で自宅に送っていく、というのが1日の流れ。利用者の家に行く訪問介護に比べると、こちらの土俵で仕切れるからやりやすいと思っているのか、応募者には介護という仕事に対する考えが、ホームヘルパーより甘い人もいますね。
でも実際は、日によって違う利用者に適切に対応する、あるいは、趣味、嗜好、性格、介護度が違う利用者すべてに快適に過ごしてもらう工夫をこらす、という難しさもある。利用者全員をバランスよくとらえる目と、スタッフ全員の中で、今自分が何をすべきかということを、パッと判断できるバランス感覚が必要なんです。
採用の時には、まず、明るいムードを持っているか、元気がいいかを見ている。つまり、利用者みんなが、来てよかった、と思える雰囲気作りができそうかということ。レクリエーションに利用者をうまく参加させる盛り上げのうまさなども、デイでは求められますからね。
あとは、チームワークがとれるかどうか。押えるべきところはきちんと押さえ、まわりに流されもしない、という自分の立ち位置をしっかり持てる人でないと困る。
利用者は介護度の低い人が多いから、介護技術はあまり問いません。そういう意味では、ヘルパー資格を取ったばかりの介護業界初心者でも、取っつきやすい職場ではあります。でも、利用者一人ひとりが何を求めてデイに来ているのかを、きちんと受け止めて、それに応えていける感受性は必要。介護業界初心者の練習台の職場、というとらえ方をされては困りますね。
(複合介護サービス事業者)



デイサービス・生活相談員

生活相談員は介護保険制度上、資格要件はありませんが、できるだけ社会福祉主事任用資格か社会福祉士の有資格者を採用するようにしています。ソーシャルワークの手法について、きちんと体系立てて勉強してきている人の方が、相談員として適格だと思いますから。
 当社では、生活相談員を各デイサービスセンターの核だと考えていますから、基本的には相談員経験者が欲しいですね。それも、できればデイの経験者。でも、なかなかそういう応募者はいませんから、相談員未経験でも適性のある人を採用して育てるようにしています。
 面接で見ているのは、介護の仕事に対してどれだけ温かい思いを持っているか。デイの生活相談員は、介護スタッフと一緒に利用者のケアにあたりながら、その合間に、気持ちの沈んでいる利用者と個別に話をしたり、デイ終了後に新規利用者の家庭訪問を行うなど、介護スタッフ以上に重い責任と洞察力、調整能力が求められます。利用者がデイで快適に過ごせるようにという心配りだけでなく、もっと幅広い視野での対応が必要になるため、この仕事に対する温かい思いがないと務まりません。
 もう一つ言えるのは、相談員の仕事しかやりたくない、というのでは困るということ。社会福祉士資格を持っている人に多いのですが、例えば入浴介助は生活相談員の仕事じゃない、など仕事の線引きをするような人が、時々いるんですよ。相談員として利用者の正確な状態把握をするには、介護スタッフ同様に介護にあたらないと。そのあたりの心構えもしっかり持って、応募して欲しいですね。
(複合介護サービス事業者)



ケアマネジャー

ケアマネジャーは、利用者から実に様々な相談を持ちかけられます。時には、ホームヘルパー以上に家庭内の深い部分まで立ち入らなくてはならないこともあり、物理的に忙しいだけでなく、精神的にも重い仕事だとも言えます。
 それだけに、気持ちの切り替えが上手な人かどうかというのが、結構、採用のポイントになりますね。まじめで思いやりがあるということも大切だけど、ある部分、割り切って、私にできるのはここまで、と線を引ける人の方がいい。自分独りですべてを背負ってしまう人では、結局、つらくなってしまって長続きしないんです。
 あとは、いろいろな人とかかわる仕事ですから、調整能力に長けているかどうかも見ますね。話していて、この人に頼まれたら、つい引き受けたくなってしまうだろうな、と感じるような人がベストです。
 もう一つ欲を言えば、地元での仕事が長く、人脈を持っている人。会社で持っているネットワークだけでなく、草の根のボランティア的なものまで含めて、様々な個人的人脈があると、この仕事はかなり楽になります。これからケアマネジャーを目指す人は、自分がそれまで仕事をしてきて、情報をたくさん持っている地域でケアマネジャーの仕事につくことをお勧めしますよ。
(訪問介護事業・介護支援事業者)



正社員のホームヘルパー

正社員のヘルパーの採用の時、重視しているのは責任感と誠実さ。非常勤のヘルパーとは、採用のレベルはかなり違いますね。利用者さんに対する適確で誠実なサービスの提供が求められる、逆に言うと、それさえできればOKの非常勤ヘルパーに対して、社員ヘルパーは、会社を代表するという意識、もっと広い視野と高い視点が必要。
 利用者さんと非常勤ヘルパーの間に立って、調整を行うこともあるし、ヘルパーの仕事上の相談に乗ることも、急に休んだヘルパーの代わりに利用者さんのお宅に伺ってサービスを提供することもある。また、介護保険の仕組みもきちんと理解して、時には利用者からの問合せに応えなくてはならないし、事業の採算性に対する意識も必要なわけで、社員ヘルパーのカバーする範囲はかなり広いんです。
 だから、社員ヘルパーに未経験者をいきなり採用する、というのはなかなか難しい。できれば2,3年のヘルパー経験は欲しいですね。そうでないと、訪問介護事業がどうあるべきかという視点は持ちにくいだろうし、なにより非常勤ヘルパーと利用者さんの間に立っての調整役は務まらないと思うんですよ。
 調整役という点からすると、利用者さんや非常勤ヘルパーの気持ちを受け止めるのが上手な人がいい。テキパキした人よりは、柔らかい雰囲気の人の方が、この仕事には合っていると考えています。その場その場に応じた適切な対応ができるかどうか、面接では柔軟性も見るようにしています。
(訪問介護事業者)



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